シェアサイクルを導入することのメリット
「シェアサイクル」をご存知でしょうか。
誰でも自由に借りられる自転車を意味します。
オーナー様の中には、見たことも聞いたこともない、と思われる方も多いかもしれません。
でも実は、若い方には次第に認知され、現在は身の回りでも「便利でよく使う!」という声を聞くことも増えてきました。
今回はそんなシェアサイクルについてまとめてみました。
「オーナーにとって何かメリットはあるの?」
「そんなうまい話には裏があるのでは?」
そんな不安を払拭していただく一助になると幸いです。
1.空地の収益化
新築当時は賃料も高く、空いたスペースも綺麗に使われていたのに、築後10年もすると次第に賃料を下げないと入居者が決まらなくなり、空地も草木が生い茂り、ルールも守られなくなり・・・と状況が悪化していくことはとても多いですよね。
そんな事態にストップをかけてくれるかもしれない、しかも無料で導入が可能な設備として最近注目を集めているのが、シェアサイクル事業です。
賃料が下がるに下がり、慈善事業をしているようだと感じてしまうのも無理はありません。
でも、よく物件を見てみてください!
空いているスペースがあるのではないでしょうか。
自転車2台分のラックが設置できれば、基本的にはどんな物件でも導入ができます。
収益を生み出さず、税金ばかりが取られてしまうという場所でも、一度現地調査を依頼しましょう。
現地調査が終わると、事業者(HELLO CYCLING運営会社)が1ラックあたりの賃料を見積もってくれます。
1ラックあたり500円~2,000円(2024年5月時点の事業者実績)ほどの査定額が付きますので、例えば1,000円/ラックで5ラック設置の場合、
1,000円×5ラック=5,000円/月の収入となります。
1年では60,000円の収入とすることができるわけです。
2.入居者満足度の向上
オーナー様は自転車に乗ってお出かけすることはありますか。
最近では車を持たない方も多く、電車・バス・徒歩よりもショートカットできる自転車が重宝されております。
そして、このHELLO CYCLINGの魅力は、なんといっても電動自転車に安価に、必要距離だけ乗れることです。
電動自転車は購入すると、8万円~と高額な上、盗難保険や事故等に対する保険に加入したりすると初期費用がかなりかかります。
それがネックで購入を諦める方も多いのです。
ところがHELLO CYCLINGは保険にも事業者にて加入しているので、アプリ登録と支払い方法の登録だけで気軽に利用ができます。
特に単身の入居者にとっては、実家に戻る際や転職等の事由により移動が必要となった時、自転車の運搬や廃棄を気にせず身軽に動けることが魅力となります。
そんな設備がある物件はまだまだ少数ですので、他の物件との差別化が図れます。
また、こんな事態にも効果があります。
駐輪場では、みんなが漠然と自由に自転車を停めることで、歩きにくい、自転車を倒してしまう、他人の自転車を動かして都合の良い場所に置こうとする、などトラブルに発展することも多々あります。
でも、敷地に整然とラックが並ぶことにより、綺麗に整頓される指標が定まり、ご自身たちの自転車も整理しようとする意識が自ずと生まれます。
そして今まで放置されていて雑草や苔が発生していたような場所でも、ラックが設置され自転車が停まるようになると、発生が抑制され管理もしやすくなります。
ちなみにラック設置場所(賃料発生部分)の管理をオーナー様にてしていただく必要はございません。
それでもオーナー様の土地であることに変わりはない為、お困りごとが発生した場合、弊社や事業者にご相談ください。
どんな方も、整理された使いやすい共用部を望んでいますし、これから入居を検討する方にとっては尚更、住民のモラルの指標ともなる重要なポイントなのです。
3.地域の活性化
HELLO CYCLING事業者の担当者から聞いた話です。
シェアサイクルを利用する人にとって重要なことは何か・・・
実は借りられる場所を考えるよりも返せる場所を見つけること、なんだそうです。
そのため事業者としても、駅や商業施設など人が多く集まる場所に自転車を設置すること以上に、返却場所を確保することを重要視しています。
今まで駅が遠かったりバス停も遠い、車がないと行けないような場所を目的地とした場合、または行きは自転車で帰りは電車で帰りたい場合など、不便を感じていた方も、新たにシェアサイクルという選択肢が増え、色々な場所に自由に行き来ができるようになります。
そうなると閑散としていたお店や公園に人が集まり、地域に活気が生まれます。
行きたかった公園には駐車場が少なくいつも長い列ができている、ということもよくありますが、そんな困っている方がシェアサイクルの返却ラックをオーナー様の物件に見つけたら、きっととても助かるはずです。
4.社会貢献
少し前までシェアサイクルといえば、借りるまでは良くても返却するときに無法地帯となりやすいものでした。
具体的には、駐輪台数の制限がなく、過剰返却が発生しやすい駅や観光地で駐輪だまりが発生していました。
歩行の妨げになったり、景観も悪く、オーナー様の土地管理にも負担が生じやすかったのです。
ところが現在HELLO CYCLINGでは、満空情報をシステムで管理し駐輪だまりを発生させない仕組みを確立しました。
駐輪状況はリアルタイムで管理され、満車の場合は返却ができないので課金が継続されます。
利用者さんは課金が止まらないと困ってしまうので、必ず空きのラックを探し、確実に返却完了するようになります。
また、利用される方はアプリを使用しクレジット情報など個人情報をしっかり登録した方のみとなります。
ドライバー不足が問題になっている昨今において、誰かに運んでもらわずとも自ら移動できる手段が増えることも社会貢献の一つかもしれません。
5.エコロジー
「CO2排出量0で地球にも人にも優しい移動手段」がコンセプトです。
その為、日本各地の自治体でHELLO CYCLING事業が推進されています。
弊社の所在する相模原市でも、市を挙げてこの事業を推進しています。
例えば駅や大きな公園などでは、拠点としてHELLO CYCLINGが必ずと言ってもいいほど導入されています。
自転車利用者にとっては、自分の健康にもお財布にも、おまけに地球にも優しい、という点が魅力なのではないでしょうか。
実際に導入いただいた管理物件のご紹介
敷地に余裕がある物件の中には、賃料も高く満室で、駐車場もあり、駅からも近い、なんて満たされた物件もございます。
その一方で、賃料が安く空室があり、駐車場もなく、駅やバス停からも遠い、という物件もたくさんございます。
後述したような物件こそ、シェアサイクル設置にぴったりだと思っています。
実際に導入いただいたオーナー様は皆様、大切な資産を守りつつ、どうしたら少しでも収益を上げられるか、一生懸命考えていらっしゃいました。
物件の場所等で、事業者の1ラックあたりの査定額は異なりますが、600円/ラック~1,000円/ラックの金額がついております。
設置台数8~10ラック設置の事例写真をご覧ください。
ラックは最低2ラック設置できれば大丈夫です。
こちらは8ラック設置しました。
当初は誰も利用しないのでは・・・と多少不安に思ったものの・・・
1か月も経たないうちにほぼ満車となり、連日動きのある状況となりました!
事業者では常にリアルタイムに情報が集まる為、自転車が一か所に集まることがないよう自転車の入れ替えを定期的に行っています。
また充電の減りも確認の上、満タン充電器への入れ替えも巡回対応してくれます。
こちらはまだラック設置当日です。
まだ利用者に周知されていませんが、周辺に大学や散策エリアも多い場所であることを踏まえ、比較的査定額が高く設定されました。
物件に現在空室がありますが、学生さんなどがシェアサイクルの利用ができることを物件選びのポイントにしてくださる期待も持てますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
「シェアサイクル」初めて聞いたぞ、という方も少し興味を持っていただけましたら幸いです。
まだまだ疑問点もたくさんあるかと思います。
弊社オーナー様担当からも説明できますし、事業者の担当者からお電話やご自宅に訪問して詳細説明することも可能です。
「うちのアパートの敷地に空いているスペースがあるけど、ちょっと奥まっているから難しいかな・・・」
「前面道路と敷地には段差があるから自転車は入りにくいかな・・・」
こんな時もご相談ください。
現地調査も空地利用賃料査定も無料です。
査定額と設置ラック数を確認してからお断りいただくことも、もちろん可能です。
安全のため必ずしもご希望のラック数が設置できない場合もありますが、まずは査定だけでもしてみる価値はあります。
【申込後の流れ】
金額の折り合いがつけば申込書を記載いただきます。
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事業者からラックの設置日の連絡がきます。
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ラックの設置
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ラック設置の翌月から賃料が発生します。
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賃料発生月の翌月末にオーナー様ご指定口座に事業者から直接賃料が振り込まれます。
※基本的にラックの設置を月末あたりで設定すると、その当月のみ賃料無料期間となります。
例:6月末にラック設置(当月は賃料無料)、7月分より賃料発生
ご紹介したシェアサイクル事業者(HELLO CYCLING)のWEBページは以下からご覧いただけます。
ハローサイクリング
先述しました収益が減ってきてお困りのオーナー様にとって、少しでもプラスになる提案を今後も模索し、ご紹介していきます。
オーナー様と共に考え、伴走できる管理会社を目指しておりますので、今後とも賃貸山信をよろしくお願いいたします。
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