賃貸仲介をしていると、「色々な物件を内見したけど、結局どの物件にすればよいかわからない・・・」というご相談をされるお客様がいらっしゃいます。
何故そうなるのかというと、何を基準に物件を選んでいいかわからないから。
つまり、どんな特徴がある物件が自分にとって良いのか決められないからだと思います。
自分の理想の条件をすべて叶える物件がない・・・
時期が違えば理想の物件に巡り合うのか・・・
何を妥協する条件にすればよいのか・・・
家賃、エリア、設備などいろいろ考えないといけないポイントがありますが、
より良い物件を探すための入口として、是非この記事を見て参考にしてください。
物件をインターネットで探す前に確認すること
インターネットでホームズやスーモを開いて物件を探す・・・
「家賃はこのぐらいまでで、○○駅に近くて・・・」とやる前に!
下記3つを確認しておきましょう。
これらに関しては物件がうんぬんの前に考えておいた方がよいことです。
引っ越しで今より悪い状況にしようとして引っ越す方はいません。
これらは自分にとって何が良い(何を優先するか)か判断する入口です。
特にご家族・恋人等複数人で住む場合、全員で共有することが望ましいです。
①引越理由
引越理由が転勤や入学などの場合は一番簡単で引越し時期もおおよそ決まっていることでしょう。
ただ、更新が近く更新料がもったいないから、実家に住み続けてもよいが独立したいから、
など絶対引越ししないといけない状況ではない場合は、
引越しすることでどんなことを改善したいか、
どこまでのラインで改善が見込めない場合は今の住居に住み続けたほうが良いのか、を具体的に考えておきましょう。
今の住居で不満な点があれば、それをピックアップしその中でも順位をつけると良いでしょう。
それが物件の絶対条件になるかもしれませんし、引越しへの動機付けとしても有効です。
②引越時期(タイムリミット)
これも引越理由に紐づいている場合、深く考える必要はないかもしれません。
ただ、絶対に引越ししないといけない状況でないと、時期についても明確になっていない方は多いです。
これが決まっていないと、なんとなくホームズやスーモを見て過ごす時間と労力だけ使い、
実現までなかなか先に進まないケースもよく耳にします。
自分の仕事の閑散期に合わせたり、荷物をまとめる時間も考えたり、学校や職場など各種手続きなど必要な場合を考えたりして現実的に『いつから』『いつまで』なら良いか考えておきましょう。
募集されている物件が多い時期、少ない時期を考えるより建設的です。
③新居の上限家賃
これも今の収入が決まっている以上、自分の中で払える上限家賃はおおよそはすぐ見当がつくと思います。
物件探しで上限70,000円までと設定してずっと探していたけど、
ある日ふと5,000円上限を上げてみたらまたいろんな物件が出てきて迷い始めた、、なんてことはよくあることです。
結局「75,000円でも良い物件があるなら、生活にも支障がないしそっちのほうが良い」となるなら
上限家賃は75,000円となりますし、今までの71,000円~75,000円の物件は置き去りとなっていました。
それならばと、他の面でも条件が変わっていき、結果的にどうやって決めればよいか分からなくなります。
どの家賃に設定しても少し上げればまたいくらでも物件は出てきます。
自分の金銭状況を鑑みて上限を決め、それ以上は考えないことが無難でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
以上3点を確認することから始めてみましょう。
しかし、物件探しは結局は縁の要素が多いです。
今募集中のお部屋は、世の中のにある賃貸物件のほんの氷山の一角なのが原因です。
またこの先は、
いざ内見してみたら見たら共用部が汚い・・・
物件までの道路が細く行きづらい・・・
日当たりが思った以上に悪い・・・
などまた壁にぶつかることもあるかもしれません。
だからこそ自分にとって良い物件を見つけるための準備をしましょう。
「お部屋探しにかける時間」と「良い物件を契約できる可能性」は比例しません。
この記事が効率よく良いお部屋を見つけられる一助になれば幸いです。
まだまだお伝えできていないことも多いので、もっと聞きたいことがあれば是非お問い合わせください。
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